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2026.6.24
JPF奨学金第2期生・木内彪凱さんインタビュー「楽しさを忘れず、頂点を目指して」
JPF奨学金第2期生として活動するBMXレーシング選手の木内彪凱さん。
6歳の時にサイクルスポーツセンターでBMXレーシングと出会い、「自分もあんな風にジャンプしてみたい」と感じたことをきっかけに競技を始めました。2017年には世界選手権へ初出場し、世界との大きな差を実感したことで、より高いレベルを目指して競技に取り組むようになりました。現在は世界最高峰の舞台で活躍することを目標に挑戦を続けています。
今回は、BMXの魅力や競技への想い、そしてJPF奨学金を通じて感じた成長についてお話を伺いました。

BMXの魅力はスピード感と駆け引き
――BMXの好きなところを教えてください。
木内さん:
BMXの魅力は、レース中のスピード感と選手同士の駆け引きです。
ゴールまで抜かれるか抜かれないか、最後まで勝負が分からないところが面白いです。また、ジャンプやマニュアルがうまく決まった時はとても気持ちが良く、練習中でも大きなジャンプに挑戦したり、仲間と課題を決めて取り組んだりする時間がとても楽しいです。
世界との壁を感じた世界選手権
――BMXを本気で続けていこうと思ったきっかけを教えてください。
木内さん:
2017年にアメリカで開催された世界選手権へ初めて出場したことが大きなきっかけでした。
出場前は「もしかしたら良いところまで行けるかもしれない」と思っていましたが、実際に世界の選手たちと走ってみると、自分との大きな差を感じました。
その経験から、「世界で勝てる選手になりたい」と強く思うようになり、本気で競技に取り組むようになりました。
目標は世界最高峰の舞台に立つこと
――現在の目標を教えてください。
木内さん:
目標は世界最高峰の舞台へ出場することです。
スポーツをやっている人なら多くの人が目指す舞台だと思いますし、4年に一度しかない特別な大会で、日本代表としてレースをすることに大きな意味があると考えています。
その目標に向かって、これからも努力を続けていきたいです。
奨学金活動を通じて広がった視野
――JPF奨学金を通じて成長したと感じることはありますか?
木内さん:
一つは、毎月のSNS発信です。
自転車競技の魅力や、自分が取り組んでいることを発信する中で、自転車競技の面白さや価値について改めて考える機会になりました。
もう一つは、千葉JPFドームで実施しているスクールの講師活動です。
これまで自分は感覚で競技を続けてきた部分が大きかったのですが、子どもたちに教える立場になり、自分が感じていることを言葉にして伝える難しさを感じました。
その一方で、自分が感じている自転車の面白さを直接伝えられることにやりがいも感じています。
競技に集中できる環境づくり
――奨学金があって良かったと感じることはありますか?
木内さん:
奨学金は主に週末のコース使用料や海外遠征時の自己負担費用に活用させていただきました。
日々の練習環境を整えることができたことで、競技に対する意欲もさらに高まりましたし、海外遠征でも結果を残したいという気持ちを強く持って挑戦することができました。
普段の積み重ねを海外のレースで発揮できたことは、自分にとって大きな経験になりました。
「まずは挑戦してみること」
――これから奨学金へ応募する選手たちへメッセージをお願いします。
木内さん:
いろいろなことに挑戦してみることが大切だと思います。
最初は苦手だと思っていたことでも、やってみると意外と楽しかったり、自分の成長につながったりすることがあります。
難しいことでも挑戦することで新しい発見があると思うので、ぜひいろいろなことにチャレンジしてほしいです。
BMXに取り組む子どもたちへ
――最後に、BMXを頑張る子どもたちへメッセージをお願いします。
木内さん:
自分も小さい頃はなかなか勝てないことが多くありました。
でも、自転車に乗る楽しさを忘れずに続けてきたことで、今があります。
結果だけを追い求めるのではなく、まずは自転車を楽しむことを大切にしながら、諦めずに挑戦し続けてほしいと思います。一緒に頑張りましょう。
JPFでは、自転車競技の普及・発展と次世代アスリートの育成を目的に奨学金事業を実施しています。木内さんのように競技への挑戦を続けながら、自転車の魅力を発信し、次世代へ伝える活動に取り組む若いアスリートたちを今後も応援してまいります。
■木内彪凱(きうち ひょうが)プロフィール
2005年3月20日生まれ。静岡県伊豆の国市出身のBMXレーシング選手。
小学校1年生でBMXに出会い、9歳から本格的にレースへ参戦。
2020年、2021年の全日本選手権を制するなど国内トップ選手として活躍。
2022年からは活動拠点をヨーロッパへ移し、フランスの強豪チーム「Sarrians BMX」に所属しながら国際大会へ挑戦を続けている。
現在は日本体育大学に在学し、目標に向かって競技へ取り組んでいる。
・2023年 全日本自転車競技選手権大会 BMXレーシング 男子ジュニア 優勝
・2026年度 JCF BMXレーシング強化指定選手(U23)
